認定看護管理者・専門看護師・認定看護師
認定看護管理者・専門看護師・認定看護師
林 幸恵(はやし ゆきえ)
皮膚・排泄ケア認定看護師 / 副総看護師長
人工肛門・膀胱、褥瘡や傷など皮膚トラブル、排泄トラブルを持つ患者さんやご家族、医療従事者の皆さんに対して相談・指導・実践をしています。
年齢や性別に関係なくトラブルは発生しますので、入院患者さんだけでなく外来、診療所,血液浄化室,在宅の訪問看護ステーション等からの相談に対応しています。
どれ一つ取っても認定看護師一人では解決できないため、様々な方と協力・連携しながらケアにあたっています。
モットーは「できない・わからないと言わない」事を心がけています。
相談の中には知識が無い事も沢山ありますが、相談するには勇気が必要だったと思いますので、できるだけの対応を考えています。
これからも自分自身の知識・技術をブラッシュアップさせ対応の幅・質の向上を目指しています。
小池 美沙幾(こいけ みさき)
緩和ケア認定看護師
患者さんとご家族を支援できるよう、外来や地域の訪問看護ステーションの緩和ケア認定看護師と協働し、療養場所がどこであっても切れ目のない緩和ケアの提供を目指しています。
現在は病棟に勤務しており、通常の業務を担う中ではなかなか横断的には活動ができませんが、臨床では、がん性疼痛を評価するためのツールやオピオイドについての知識、緩和ケアの基本をスタッフに情報提供するなど、日常の医療活動に寄与できるよう現場教育を行っています。
また、超高齢化社会である日本では、認知症や糖尿病など様々な疾患を持ちながら生活をされている方が多くおられます。他の認定看護師らとも協働し、それぞれの専門分野の知識を活かすことで患者さんやご家族のQOLを上げられるような医療活動を行いたいと思っています。
緩和ケアは‘終末期のケア’だけではありません。がんと診断された時から行う、痛みや吐き気などの身体的な症状や落ち込み・悲しみなどの精神的な症状の苦痛を和らげるためのケアです。患者さんやご家族が苦痛を緩和し、自分らしい生活や穏やかな時間を過ごせるようお手伝いいたします。
どのようなことでも、まずはご相談ください。
深澤 利江子(ふかさわ りえこ)
緩和ケア認定看護師
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患を持つ患者とその家族に対して、早期から身体的、精神的、社会的苦痛やスピリチュアルな苦痛を緩和し最後の瞬間まで支え、患者と家族のQOL(生活の質)を改善するためのアプローチです。
緩和ケア認定看護師を取得して7年目を迎えますが、自分自身の関わりやケアが十分出来ていたのか、患者さんの希望や願いを支え叶えることに少しでも関われたのか自問自答しています。
患者さんが十人いれば十色の人生があり最期の時までその人らしくその輝きを保ち続けられるように緩和ケアチームとともに今後も活動できればと思います。
渡辺 由海(わたなべ ゆみ)
緩和ケア認定看護師
私が緩和ケアを学びたいと思ったきっかけを下さったのは、1人の患者さんとの出逢いでした。
その方は胃がんの終末期、未告知の状況で、ご自身の身体に起こっている症状に対し苦痛や不安を抱え、眠れずにいました。治療や薬剤だけでは十分にとりきれない辛さがあり、当時の私は何もできない無力さを感じながらも、患者さんの側に居続けました。
背中に優しく触れさすっていると、ウトウト眠りについた患者さんをみて、この手1つでもケアができるんだ、私はこんな看護がしたい、そう思うようになり、緩和ケア認定看護師を目指しました。
緩和ケアは決して特別なものではありません。身体の痛み、心の痛み、苦しみ、不安、気がかり…様々な辛さを和らげるために全力を尽くします。
ご本人も、ご家族も、1人で背負わないでください。私たちは共に悩み、考え、揺れ、苦しみをともに背負うものとしていつでもあなたの側にいます。
辛くなった時、ふと立ち止まった時、話したい、聞いてほしい、そう思って頂ける認定看護師でありたいと思っています。
望月 ひとみ(もちづき ひとみ)
集中ケア認定看護師
看護師は、患者さんと過ごす時間が一番多いといっても過言ではない医療従事者だと思います。そんな中で、外来受診や入院中の患者さんの小さな変化にも気づき、重症化させない看護ケアを提供することを目指しています。
私が集中ケア認定看護師として活動する場の一つとして、呼吸サポートチームがあり、病状の悪化などから人工呼吸器の装着を余儀なくされた患者さんをサポートする活動を多職種と連携しながら行っています。
呼吸サポートチームでの活動を通して、人工呼吸器を装着する患者さんが元の生活に戻れるような介入にも力を入れて活動していきたいと考えています。
原田 有佳(はらだ ゆか)
認知症看護 認定看護師
入院中は疾病による具合の悪さに、急激な環境の変化や慣れない人や治療が加わり認知症がある方は特に混乱しやすい状況にあります。
その中でせん妄を起こしたり、さらに認知機能低下が進んでしまうことがあります。入院中に病院内で行える生活リズムを整えるケアや環境設定、必要時医師へ内服の相談を行いながらケアを考え入院生活を支えていきたいと思います。
また、高齢者は家族や住みなれた場所から離れ疎外感や、できることができなくなっていく喪失感からとても心細い状態にあります。そのような高齢者・認知症の方へ積極的にコミュニケーションをとり、関係づくりを行いながら入院生活が少しでも安心して穏やかに過ごせるようサポートしていきたいと思っています。
楠 史子(くすのき あやこ)
認知症看護 認定看護師
2016年に認知症看護認定看護師の認定を受け、地域包括支援センターで活動してきました。認知症の本人、家族からの、医療、介護生活などの相談を受け直接支援に携わるほか、地域に向けて正しい理解や、接し方の啓もう活動に取り組んできました。
認知症ケアはケアマネジャーをはじめとする支援に携わる多職種連携・協働なしには語れません。認定看護師として本人と支援者をつなぐ橋渡し役となれるよう努めてきました。
私が大切にしていることは、たとえ認知症になっても「その人は人として損なわれない」ということです。認知症の人ができるだけ住み慣れた地域で安心して暮らすことができるような環境づくりに繋げられるよう日々模索中です。
高橋 知子(たかはし ともこ)
がん性疼痛看護認定看護師
がん性疼痛看護認定看護師は、がんによる痛みやつらさを抱える患者さんに対して、様々な視点から問題を捉え、適切な治療やケアを計画し、実践する役割があります。
がん疼痛を有する患者さんは、痛みだけではなく、痛みによって日常生活が脅かされること、不安や孤独感、生きる意欲の喪失など、全人的で個別的な苦しみを体験されています。
まずは患者さんの痛みやつらさを理解することがケアの第一歩です。そのためには、患者さんご家族とのコミュニケーションを大切に、一人の人として向かい合う姿勢で関わること、他職種との協働によって、質の高い緩和ケアを提供していきたいと考えています。